「ゲッツーが取れなくなった」借金生活に突入した新庄ハム 球界OBから指摘された"失速の要因"とは

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 さらに攻撃陣に目を転じると「(打線が)つながらなくなった」「エラーも増えだした」とコメント。

 6月はチームとして15失策を記録。この点に関しては、「エラーが(失点に)直結するようになった」と指摘。以前もミスはあったが、得点などで取り返していたが、ここにきて内野のキーマン不在も響いているとした。

 開幕から遊撃ポジションを守り、攻守で存在感を示していた水野達稀はプレ―中の負傷で6月22日に登録を抹消。プロ3年目の今季は60試合出場で打率.230、3本塁打の成績を残していた。

 離脱後の戦いを見て「水野が本当によく守ってくれていたんだなとよく分かった」と、改めて守備面で存在の大きさを認識させられたという。

 具体的には「ゲッツーが取れなくなったから」と併殺を奪えなくなるなど、守備面にも影響を及ぼしているとした。

 実際に6月28日に行われたソフトバンク戦では3回一死一、二塁の場面、栗原凌矢のニゴロに対し併殺を狙った二塁手、福田光輝の二塁送球が浮き、遊撃を守った細川凌平も一塁への悪送球で1点を失う場面があった。さらにこの試合では5回一死満塁から同じく栗原の遊ゴロを今度は細川の二塁送球が乱れ、福田の一塁送球もそれて併殺を奪えなかったシーンがあった。連係ミスの二遊間は、6回の守備から交代となったことも話題を呼んだ。

 高木氏がさらに目を向けたのは走塁面にもあった。6月は「8」盗塁と激減した。

 この点に関しても足を使える松本剛などが不調で離脱したことなどをあげつつ、昨年来からチームカラーとしてある、足を使って相手チームをゆさぶっていく戦いができていないことも得点力が上がってこない要因にあげた。
 
 「打てる捕手」の田宮裕涼、交流戦の活躍で注目された水谷瞬、中心選手の万波中正などの引き続きの活躍が求められるとした中で、同氏はモチベーターとしても定評がある新庄剛志監督がうまく選手の気持ちをリセット、やる気を引き出していくはずとした。

 動画内ではほかのセ・パ球団の6月の戦いぶりにも触れている。

 今季の球宴はエスコンフィールドで行われることもあり、球宴ジャックもすでに決定。何より勝負の夏場の戦いで生き残れるかが注目される。今1度、選手たちの奮起も期待したい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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