「野球が楽しそう」球界OBが指摘する新庄ハムが快進撃を続ける「理由」
さらに「迷いないね、肝が座っているわ」として注目したのは、3日の巨人戦で7回一死二、三塁の好機に代打で送ったハンソンにスクイズを命じた点にもあった。
独立リーグからシーズン途中に加入した期待の助っ人は3連戦初戦の2日の試合で本塁打を放っていた。相手ベンチも完全に打ちにくるという配球の裏をかいた作戦だったが、ハンソンは失敗。得点にこそ結びつかなかったが、「ここでこうくるかという作戦を躊躇なくやる」と指揮官の思い切りの良さに舌を巻いた。
重盗、ここぞという場面でのスクイズなど、昨年は「奇襲」といわれた作戦が、シーズン通して戦ったことで選手に新庄監督の考えが浸透したことも大きいとされる。先発ローテーション、守護神も安定、打線が活気づくとなれば、この快進撃も当然のことといえそうだ。
交流戦順位は6試合を戦い4勝2敗でオリックスと並び2位につける。勢いを加速する新庄ハムが台風の目となりつつある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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