「チームにとって1番良くないのは…」10連敗中の日本ハムは立て直せるか 球界OBから指摘された「復活ポイント」
そんなチームの状況について高木氏が危惧しているのは「チームで1番良くないのは役割がわからなくなってしまうのが1番(選手が)働きづらくなってしまう」として、「競争をさせる上でもレギュラーはレギュラーとして扱わないと責任も生まれない」として、現在の日替わり打線ではなく、選手個々の打順、ポジションもある程度、後半戦は固定すべきだと提言してみせた。
具体的には現在のチームでいえば、打撃好調なアリエル・マルティネス、球宴でも2試合連続ホームランと勢いを見せた万波中正、清宮幸太郎といった選手の名前を挙げ、クリーンアップに固定し、腰を据えて戦うことを勧める。
一方、高木氏は新庄監督の起用法にも理解を示す。本来4番を期待していた野村も伸び悩んでいる。伸び盛りの若手が多いチーム編成で選手たちに対し「(指揮官が)色々な厳しさ、刺激を与えながらやっている」ものの、「期待に応えられるだけの選手がまだいない」と地力がついていないことが原因とした。
負けが込むと流れを変えようとして、色々手を入れたくなるとしながら「当たらないことはいったん基本に戻して」と、原点に戻って、本来の理想の形のオーダーを追及することを後半戦反攻のために勧めた。
最下位に転落したとはいえ、5位の西武とは1・5ゲーム差。西武、楽天とも前半戦終盤に大型連勝を果たすなど、何かのきっかけを元に爆発する可能性も十分にある。後半戦開幕カードは首位のオリックスと激突、まずは連敗を止められるか。日本ハムの後半戦の戦いぶりにも注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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