中日・宇佐見真吾、日ハム・郡司裕也…移籍の活性化につながるか 「好循環トレード」続く背景とは

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日本ハムから移籍した宇佐見は攻守にわたって活躍している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 中日は7日の広島戦(バンテリンドーム)に8-0と勝利。先発した左腕・小笠原慎之介が9回102球を投げ3安打無失点の快投で自身5年ぶりの完封勝利をあげた。

 100球以内の完封勝利「マダックス」は惜しくも逃したものの、堂々たる内容だった。直球にナックルカーブも交え、緩急つけた投球術で好調な広島打線に的を絞らせなかった。

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 大きかったのは女房役の攻守に渡っての貢献もある。6月中旬に日本ハムからトレードで移籍、この日も「5番・捕手」として先発マスクをかぶった宇佐見真吾は5回二死二塁から適時二塁打を放ち、好投を続ける左腕をサポート。守ってはたくみなリードで広島打線を散発3安打に封じ込めた。小笠原、猛打賞をマークした細川成也とともにお立ち台に上がると「こんちゃー!」と第一声。明るいキャラクターで早くもドラゴンズファンのハートをがっちりつかんだ。

 宇佐見の得点圏打率は・833と脅威的な数字を誇る。正捕手だった木下拓哉が右手骨折で離脱したことを受け、巨人、日本ハムも経験とキャリアを積んだプロ8年目の「打てる捕手」に白羽の矢が立ったが、すでにクリーンアップの一角を務めるなど見事機能している。

 一方、その宇佐見と交換で日本ハムに移籍した同じく捕手の郡司裕也も躍動している。6月30日のオリックス戦(エスコンフィールド)で一軍昇格を果たすと、すぐさま球界を代表する右腕・山本由伸から中前打をマーク。7月4日のソフトバンク戦では相手左腕・和田毅からプロ初ホームランをマークするなど快進撃を続けている。

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