異例の捕手交換トレードの裏側 立浪監督が宇佐見に照準を合わせた「ポイント」を球界OBが解説

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 中日・郡司裕也捕手、山本拓実投手と日本ハムの宇佐見真吾捕手、斎藤綱記投手の2対2のトレードが成立したことが19日、両球団から発表された。

 注目を集めたのは捕手+投手と同ポジションどうしの交換トレードになったことにもあった。

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 中日では正捕手の木下拓哉が14日のロッテ戦(バンテリンドーム)で投球を右手甲に当てて骨折。長期離脱の可能性があり、経験のある捕手を求めていた側面があった。

 また、この両球団の緊急トレードには球界内からも様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は19日に更新した自身のユーチューブチャンネルでトレードを決めた両球団の思惑について言及している。

 まず宇佐見が放出された背景には日本ハムにはFA移籍で加わった伏見寅威、中日を戦力外となったマルティネスの台頭などもあり、宇佐見が活躍できる場所が減っていたとした。

 その上で立浪監督の狙いとしては「打ってほしい。そういうチームなんで宇佐見に狙いをつけた」(高木氏)と守り以外に打撃面の貢献も求めたのではないかという見立てを明かした。

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