中日移籍で「覚醒」の細川成也 球界OBが要因を解説「広い球場で考え方が変わった」

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細川は中日に移籍して「バッティングがコンパクトになった」と高木氏はいう(C)ACPHOTO

 細川成也は昨オフに初めて開催された「現役ドラフト」でDeNAから中日に加入。DeNAでは長距離砲として期待されたものの、思うような結果を残すことができなかったが、中日移籍後は才能が開花し、ここまで打率.328、7本塁打、34打点(14日時点)と素晴らしい成績を残しており、中日のクリーンアップを務めている。

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 「ロマン砲」とも呼ばれた細川は中日移籍でなぜ“覚醒”することができたのか。その要因を球界のOBが解説した。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、細川について言及した。

 高木氏は「細川は打つ能力に長けている。ただ、DeNAでは球場が狭いということもあって、求められていたものがホームランを打つパワーヒッターだった。ほとんどが代打とか途中出場で打席をもらえるチャンスがあまりない中で、彼は北斗七星に向かって(身体を上に向けて)打ってしまっていた。そのぐらいの焦りがあったんだと思う」と、DeNA在籍時の打撃を解説。

 続けて、同氏は細川の打撃について「(DeNAの時とは打ち方が)全然違うよ」と打撃フォームの変化を指摘。「バッティングがコンパクトになった。煽り打ちというよりもレベルになったよね。だから安定している」と話し、コンパクトな打撃が今シーズンの成績を生んでいるという見解を示した。

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