「トライアウトが続いている」打順、ポジションが定まらない日本ハムの戦いぶりに球団OBが持論「エキスパートが育っていない」
また、このゲームでは試合途中から、野村佑希がセカンド、郡司裕也がレフトを守っており、いずれも通常とは異なる守備位置に就いたことにも「まだ、去年同様の”トライアウト”が続いてしまっていると思った」と述べている。さらに、「この西武3連戦、ファイターズは二遊間のコンビがいずれも違っていた」と指摘。
これらの起用について岩本氏は「そのポジションでのレギュラー、エキスパートがいない。作ることができていない」と論じている。「否定でも非難でもなく、それが(チームの)現状。(2シーズンで)レギュラーが育ち切らなかったという現実ではないか」と続け、野手全体では「万波中正だけが外野のエキスパートとして育った」と持論を語った。
また、岩本氏はこの西武戦でみられた、これまでには無かった打順、ポジションでの選手起用には「各選手の奮起を促すことも目的だろう」とも見込みを述べている。
今季、有望な若手選手が揃いながらも、開幕から好不調の波が大きく上位進出へのきっかけが掴めなかった日本ハム。球団史上、平成以降初となる2年連続最下位を逃れるべく、ここから意地をみせられるか。12日からの首位オリックス2連戦、本拠地での戦いで連敗ストップを目指す。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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