万波、清宮、野村… ミスターファイターズが語る日本ハムの若き次世代クリーンアップの「現在地」とは

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清宮は高い期待を集めている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 
 日本ハムの若きスラッガーたちが存在感を発揮し始めている。

 8月5日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)では1点ビハインドで迎えた初回二死走者なしの場面で清宮幸太郎が打席に入ると、大関友久の外角低めの直球を完璧に捉え、ライナー性の鋭い当たりでスタンドイン。7号ソロを放つと、その勢いに続いたのが野村佑希だった。再び1点ビハインドの2回一死走者なしの場面で大関の甘く入った直球をとらえ、今度は野村がレフトスタンドへ放り込み、9号ソロを放った。野村はさらにこの試合で4回にも2打席連続となる10号ソロをマーク。プロ5年目にして自身初の2桁本塁打を達成している。

【動画】野村が5日のソフトバンク戦、4回に2打席連続となる10号ソロを放った場面





 また最近の試合で4番を務める万波中正といえば、今季ここまでリーグ2位の16本塁打をマーク。リーグトップの楽天・浅村栄斗(21本)には離されているが、初出場となった今夏の球宴第2戦ではサイ・ヤング賞右腕、トレバー・バウアーから2試合連続となるアーチをかけ、MVPを獲得するなど球界でもその名が知られてきた。

 今後のファイターズを担うスラッガーたちには球団OBも高く期待を寄せている。日本ハム一筋で2000本安打も達成、ミスターファイターズの愛称で知られる田中幸雄氏はヤクルトOBで同じく2000本安打を達成している古田敦也氏のYouTubeチャンネル「フルタの方程式」に出演。約1か月ほど前に更新された動画内で田中氏は「覚醒してほしい選手」として万波の名前を挙げ、課題としては「ミート率が上がればすごくなる」と話した。

 さらに清宮に関しても「反対方向に強く打てるようになればいいのかなと感じます」とした上で、「打ち損じが本当に多い」として、コンタクト率を上げることを求める場面も。清宮に関しては非凡な打撃センスも評価されているが、率を残すためにも「いい内容の凡退が増えるといいのかな」と続けた。

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