若林楽人を西武から獲得 3番で躍動 巨人プロスカウトの眼力 「岡本長期離脱」で次なる仕掛けはあるのか
若林の活躍にファンも「救世主になってくれそう」と期待している(C)産経新聞社
予想を大きく上回る活躍ぶりと言ってよいでしょう。
5月7日の阪神戦(東京ドーム)で巨人の3番打者に抜擢された若林楽人です。3番を務めるのはプロ5年目で初めて。すると、初回一死二塁のチャンスで、阪神の先発左腕・門別啓人のフォークをフルスイング。虎党で埋まった左翼スタンドへ先制の2号2ランをたたき込みました。
【動画】任せて良かった!プロ初の3番で圧巻アーチを放った若林の打撃シーン
チームは主砲の岡本和真が長期離脱となり、暗雲が垂れ込めていましたが、これを払拭する豪快な一発。巨人は6-4で勝利し、あらためて若林の存在感がクローズアップされました。
若林は北海道白老町の出身。駒大苫小牧では甲子園出場こそありませんでしたが、駒大進学後に才能が開花。2年からレギュラーに定着し、4年秋のリーグ戦では打率.310、4本塁打の好成績でベストナインに選出。その秋のドラフト会議で西武の4位指名を受け、プロ入りしました。
スポーツ紙のデスクは言います。
「西武でも足とパンチ力を期待されていたんですが、度重なるケガに泣き、レギュラー定着とはなりませんでした。そしてプロ4年目となった昨年6月に転機が訪れます。巨人・松原聖弥との交換トレードが成立したんです」
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