原巨人 悪夢の10連敗!首脳陣の「責任転嫁発言」がチームモチベーション低下の原因か
またも勝利には手が届かなかった。巨人は16日の広島戦(東京ドーム)に7―8と敗れ泥沼の10連敗。球団ワーストの13連敗を喫した以来の2ケタ連敗で借金は2。4位・広島には3ゲーム差に迫られた。
原監督は10連敗について試合後問われると「それは現実としてね。やっぱり、まだまだ残り試合あるわけだから。そっちの方向を向いて、いくしかないでしょうね」と必死に前を向いた。
ここ最近は打線が持ち直してきた一方で今度は投壊が止まらない。この日は先発の高橋が宇草に先頭打者弾を浴びると、打者8人に6安打を浴び、1回を持たず4失点KO。急きょ登板となった2番手の戸根も3回に4番の鈴木誠、菊池涼に一発を浴びるなど失点を重ねた。
先発投手陣は9月から中5日のローテーションに変更。6人目の投手が見つからないことからの苦肉の策でもあったが、投手陣への負担は大きく、先発の早期降板、中継ぎの酷使と悪循環に陥っている。
またそんな中でも必死に腕を振る投手陣に対し、さらにモチベーションを低下させたのは、首脳陣の発言にもあった。
15日のヤクルト戦(神宮)に先発した戸郷は6回途中4失点で降板。2回にサンタナ、3回にも青木に一発を浴びるなど、この日の戸郷の状態からしたら5回までと見られていた。しかし宮本投手コーチは試合後、「本当は5回で交代のところだったんですが、本人が直訴してもう1回行かせてくれと。そこで行かせたんですけど、もっと気迫ある投球が見たかった」と本人志願もあって、続投させたと明かした。結果として6回にこの日2発目となるサンタナに2ランを浴びたことで傷を広げた。