G党緊急討論!ドラフト1位は大船渡・佐々木か星稜・奥川か、即戦力の明治大・森下か
くじ運が求めらる佐々木、奥川、森下
A 気持ちは分かりますが、現実的すぎますよ。いいですか。佐々木は十年に一度の投手です。こんな投手が巨人軍に入るというチャンスを、みすみす逃すのは勿体ないでしょう。
B しかし、佐々木については大抽選は避けられません。最近の巨人の、競合覚悟でその年の目玉に行く姿勢は好感が持てますが、くじ運の悪さは致命的です。それならばおそらく、佐々木よりも奥川の方が入札の数が少なくなりますから、しっかり確保する方がベターですよ。
C くじ運でいうならば、森下君に行くのも手ですよ。たまたま今年は佐々木君と奥川君が抜きんでているだけで、森下君だって去年の東洋大の上茶谷君や甲斐野君、日体大の松本君などのドライチ勢と比べても、即戦力としては遜色ない実力があります。人気面では高校生の方が上かもしれませんけれども…。
B 即戦力という面でいえば、よく言われる話ですけど、奥川は松坂やマー君のように1年目からバリバリ投げられるポテンシャルがあると思います。何よりもコントロールがいい。真っすぐの強さ、変化球のキレも申し分ない。菅野がテレビのスポーツニュースで絶賛していましたけど、師弟タッグで「エース道」を伝授してほしいなあ。
C これは巨人特有の事象ですが、過熱報道に耐えられるメンタルの持ち主か、というのもあります。ドラフトから入団会見、新人合同自主トレにキャンプイン…と、常に番記者に密着されて、ドライチはちょっとかわいそうに思えるときもあるぐらいです。精神面がが強くないと。その点、森下君は経験も豊富だし、全く心配ありません。
A その点、佐々木は…ちょっと心配ですかね(笑)。でも、ホンモノの高卒ナンバーワン投手がジャイアンツ寮に入寮して、ルーキーイヤーは京王線に乗ってG球場に行けばいつでも見られるんですよ。みんなで温かく迎えて、育ててあげましょうよ。
B 僕は一応、奥川推しですが、もし1位指名を佐々木に一本化して、引き当てたとしたら、それはそれで最高ですからね(笑)。その場合、1年目はずっとファームでもいいと思います。名伯楽の小谷投手コーチにしっかりフォームを見てもらって、基礎体力を強化して。決して無理することなく、プロの世界で1年間、投げられる体を作り上げてから、東京ドームを目指してくれればと願います。僕たちファンが焦っちゃいけない。
「超現実路線だけは勘弁してほしいです(笑)」
C 現実的に、この3人の誰かが1位で来てくれたら、ウルトラスーパーめちゃんこうれしいですよね。
A 私もぶっちゃけ、奥川でもガッツポーズだと思います(笑)。高木京介の親戚なんですよね。星稜つながりで松井秀喜の系譜、というのもいいなと思うし。
B タブロイド紙や週刊誌が「巨人は育成下手」「毎年、FAで乱獲」と決めつけた記事ばかり載せるじゃないですか。でも実際、ここのところG球場で研鑽を積んだ選手が東京ドームの大舞台で活躍している例も、結構あります。昨年の高卒ドラフト指名選手も、順調に階段を上っていますし。
C 巨人ファンに限らず、プロ野球ファンは誰でも生え抜きの選手が大好き。ドラフトでの「赤い糸」から入寮、キャンプ、プロ初登板と、同時代を過ごした選手に強い思い入れを持つのは当然ですからね。
A ぜひ夢を見ながら、ドラフト当日を迎えたいと思います。「抽選のリスクを回避して、単独1位で社会人投手を確保」とか、超現実路線だけは勘弁してほしいです(笑)。
B、C 同感です!
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]