巨人77年ぶりの屈辱 阪神に開幕から5連敗…マルティネス、大勢と強みの「最強救援陣」も生かせず 浮き彫りになる「弱点」

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 巨人打線は8回に一死満塁の好機があったが、トレイ・キャベッジのライナー性の打球を小幡が好捕と相手守備の堅さにも阻まれ、得点に結びつけられなかった。

 そして、誤算は開幕前は「最強救援陣」と話題を集めた、大勢、ライデル・マルティネスの2人を出す展開になかなか持ち込めないことにもある。

 当初の展望では、巨人では絶対守護神のマルティネスが9回、8回に大勢とブルペンの厚みが増したことで、他球団も「攻撃は6回まで」「早めに点を取らないと」と警戒を強めていたが、この試合のように終盤までもつれる展開となると起用のタイミングも難しくなってくる。

 そのためにも試合序盤で得点シーンを作り、リードを保っておくことが求められるが、ここまで思うような展開が作れていない。リーグ連覇を狙うチームの昨年からの課題である得点力がなかなか上がってこないことも、苦しさを増す要因となっている。

 敗れた阿部監督は8回の攻防が分岐点になったとした上で3連戦最終となる27日の試合は絶対負けられない試合と位置づけ、「総力戦」になるとした。

 東京ドームの3連敗に続き、敵地甲子園で3連敗となれば、不穏なムードも漂う。今度こそ、大勢、マルティネスが登場できるような展開を作れるか。27日は要注目の試合となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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