「風を友達にすることができている」阪神サトテル、今季ホームラン激増の要因は?球界OBの考察 「覚醒のきっかけ」「昨年との違い」

佐藤はリーグトップの7本塁打をマークしている(C)産経新聞社
阪神の長距離砲、佐藤輝明がシーズン序盤から好調に飛ばしている。
すでにここまで1試合2発を、2回記録。7本塁打は巨人、岡本和真と並びリーグトップ(23日現在)と存在感を示している。
【この差は何?】『昨年と比べて…』阪神佐藤輝明がHR量産!掛布さん以来のホームラン王誕生か?今年HRを量産している理由について語ります!【プロ野球】
昨年は16本塁打とすでに4月中に昨季の半分の本塁打を放っていることになる。佐藤の状態に関して球界内からも考察の声があがっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は23日に自身のYouTubeチャンネルに「【この差は何?】『昨年と比べて…』阪神佐藤輝明がHR量産!掛布さん以来のホームラン王誕生か?今年HRを量産している理由について語ります!【プロ野球】」と題した動画を更新。佐藤の打撃の状態に関して独自の視点で考察を加えている。
今季好調にホームランを量産している佐藤に関して高木氏は「最初のきっかけ」は今月3日のDeNA戦(京セラドーム)の8回に放った2号2ランだと見る。
坂本裕哉の外角直球を逆らわずに左中間に持っていった。
覚醒のきっかけは「あの1本流したホームランの感じがするよね」と高木氏。
昨年までの佐藤であれば、同シーンで「引っ張りに行っていた」として「ただこういう場面だと外しかこない 外を引き付けて、反対方向に持っていった」と配球もしっかり読み切り、ホームランにつなげたことを評価した。