「今の近本は別格」首位奪取で偉才が際立つ 阪神の“不変のリードオフマン”の存在価値を示す「17.03」

切り込み隊長として己の価値を高めている近本。(C)産経新聞社
猛虎の勢いは止まらない。4月25日に本拠地・甲子園で巨人を迎え撃った一戦で阪神は4-1と快勝。今月20日の広島戦から続く連勝を「5」とし、首位奪取を果たした。
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試合後のテレビインタビューで藤川球児監督は「好調とは全く思わない」と兜の緒を締めたが、それにしても阪神の安定感は目を引くものがある。チーム打率リーグ2位(.242)の打線が得点をもぎ取れば、チーム防御率リーグトップ(2.39)の投手陣がきっちりと守り抜く。まさに攻守に抜け目のない戦い出来ていると言っていい。
日本一まで駆け上がった23年のように、連日のようにヒーローが現れる今のチームにあって、頼もしく映るのは、“絶対的リードオフマン”に君臨する近本光司の存在だ。
プロ7年目の今季も安定感は不変だ。開幕から全22試合に出場している近本は、打率.312、3本塁打、出塁率.379、OPS.852とハイアベレージを記録。さらにリーグトップタイとなる5盗塁もマークし、相変わらずの走塁技術の高さも発揮している。
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