「能力は間違いなくある」2軍調整中の工藤泰成に球団OBがエール 必要なのは“攻めの姿勢”のみと強調「気持ち以外は何もいらない」

パワフルなピッチングを持ち味とする工藤。2軍で経験を積み、持ち味を思い出したい(C)産経新聞社
今季、阪神の育成出身ルーキーとして、キャンプから話題を集める存在となっていた工藤泰成は現在、ファームで調整を続けている。
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開幕から6試合に登板するも、今月14日に2軍降格が発表された。初黒星を喫した9日のヤクルト戦では打者3人に対し2四球、また2暴投で失点するなど荒れた投球となった。その3日後、中日戦でも1イニングを投げ2つの四球を出しており、阪神首脳陣は再調整が必要と決断。藤川球児監督も、23歳に対しコントロールが課題だと指摘するコメントも残していた。
キャンプやオープン戦での好パフォーマンスにより、開幕直前に支配下登録を締結したことから大きな期待を背負いシーズンに臨んだ工藤。初登板から勝ちパターンの中で起用されるなど存在感を放ったものの、シーズン序盤で2軍行きが告げられている。
だが、春先から注目された速球の威力は健在であり、再び1軍での活躍をイメージする虎党も少なくないはずだ。そして、プロの厳しさを痛感することとなったルーキーに対し、球団OBもエールを送る。現役時、セパ5球団で活躍し、阪神では2003年、2005年と2度のリーグ優勝に貢献した下柳剛氏が、自身のYouTube動画『柳に風』の中で、工藤のピッチングについての印象を語った。