原巨人 泥沼5連敗! CS黄信号でささやかれる「戦犯の名前」
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巨人は20日の阪神戦(東京ドーム)に1ー5と敗れ今季3度目の5連敗。勝負どころの8月にきて優勝争いどころか、目指すCS出場にも黄信号がともり始めた。
完全に力負けだった。この日のオーダーは坂本、大城、ポランコを外した。坂本は腰痛から復帰後、4試合で15打数2安打と本調子ではなく、大城は前日のリードを原監督から批判されていた。
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チームにとっては荒療治ともいえるオーダーで何とか流れを変えることをもくろんだが、阪神・藤浪の前に走者を出しながら、あと一本が出ず。得点は丸の23号ソロのみと相変わらずつながりの悪さが目立った。試合後の原監督も「(打線が)つながらないというところでしょうね」と敗因を認めた。
先発の堀田も3回3失点KO。プロ2年目の喜多との若きバッテリーとなったが、結果を残せなかった。
これで対阪神戦は2年連続負け越しが決まった。コロナ禍を経験し同じように主力選手の大量離脱の苦しい時期もありながら、勢いを増していく阪神との差はどこにあるのか。
一つには主砲の存在がある。阪神の若き主砲・佐藤輝明内野手はこの日も先発藤浪を援護する18号2ランを放った。2試合連続となる一発はチームを勇気づけるホームランとなった。佐藤輝もこのカード前は不振にあえぎ、4番を外される試合もあったが、再び4番に戻ってからは重責をしっかりと受け止めている。
一方の巨人といえば、4番を外された岡本和の不振がチームに影を落としている。「5番・三塁」として先発出場したこの日は4打数1安打。4点差を追う9回は先頭の中田がつまりながらもレフト前に運び、反撃ムードを高める中、無死一塁で打席に入った岡本和は併殺打に倒れ、応援に訪れた巨人ファンのため息を誘った。