開幕2連勝でも巨人・原監督をいらだたせる「あの青写真のほころび」とは
原監督は高橋、畠の投球に関して「いい形で点を取られたとは言えないね。どうフォローしてもフォローはしきれないね、あの2人(高橋、畠)に関してはね」とピシャリ。
昨季キャリアハイとなる11勝を挙げ、チームを支えた左腕・高橋も今季はキャンプから調子が上がらず状態が不安視されていた。開幕直前のファームの試合で結果を残し、開幕一軍入りを果たしたが、この日も制球が定まらず、今後に不安を残した。またこの高橋の不調がチーム構想に影響を与えると危惧する声もある。
「巨人ではこれまで一軍登板のない堀田、山崎、ドラ3の赤星の3人を開幕から先発ローテーションに組み入れました。もちろん若手育成の意味もあるが、大胆な抜擢の裏には高橋が控えていることが大きい。特に堀田、山崎の2人は手術明けとあって、登板間隔を空けることが求められる。そのためにも高橋の奮起は欠かせません」(放送関係者)
堀田、山崎伊の2人はトミー・ジョン手術明けとあって、年間通してパフォーマンスを残すためには、ある程度、登板間隔を空けることが求められる。高橋に関してはこの日は中継ぎでの起用となったが、状態が万全となったら、その間を埋める役割を首脳陣も期待しているとあって、高橋の不調で描く青写真にも狂いが生じている。
開幕前に主将・坂本の離脱と不安材料を抱えながらも、開幕2試合を終え、新外国人選手にも安打が飛び出し、打線もつながるなど、まずは順調なすべり出しとなった。足りないピースは早めにうめておきたいところだ。
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