【巨人】正捕手争いに新風吹くか 台頭が期待される「第3の捕手」とは

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 さらに「第3の捕手」として高卒5年目シーズンを迎える山瀬の台頭にも期待がかかる。小さい頃から現指揮官の阿部慎之助監督に憧れ、ついた愛称が「令和の慎之助」。強肩強打が持ち味とされ、ファンに鮮烈な印象を残したのは、プロ初スタメンマスクをかぶった22年、6月10日の楽天戦(楽天生命パーク)だった。エース・戸郷翔征とバッテリーを組み、楽天打線を4安打9奪三振1失点と封じ込め、思い切ったリードで戸郷にとってキャリア初となる完投勝利をアシストしたのだ。このとき戸郷は「山瀬の(リードの)おかげ」と感謝の言葉を惜しまなかった。

 一方、23年シーズンはわずか5試合の出場にとどまり、存在感を示せなかった。今季は何より投手陣の信頼を得ることが大事となる中、新戦力が多く入る1軍キャンプスタートも意思疎通を図れるようにと首脳陣の期待の現れともいえる。

 主戦の大城は順調にいけばFA取得年ともなり、オフの動向も注目される。危機管理の意味でも、第2、第3の捕手の育成、運用は急務となっており、今季どれだけ山瀬が伸びしろを示せるかでチームの正捕手争いにも新たな動きが出てきそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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