巨人 CSファイナル惨敗の舞台裏
代役4番を務めた丸は5試合に出場し、3割1分3厘、0本塁打、2打点。3番に入った坂本は1割1分8厘、0本塁打1打点に終わった。
「よく好調なチームには軸が3人以上いるといわれる。たとえば今季のヤクルトでいえば、リードオフマンの塩見、さらに中軸の山田、村上。その点でいえば、サカ・オカ・マルの内、1人が欠場、1人が不振となれば、それは打線は苦しくなるでしょうね」(同)
坂本、岡本、丸の中軸3人の内、まともに働いたのは丸だけとあって、打線の機能不全につながったという指摘もある。一方でシーズン中は主に1番打者として活躍した松原もファイナルSでは不振が目立った。3戦目では8番まで打順を下げられ、勝負機に凡退を繰り返したとあって、もう1段階のレベルアップが必要と見られている。
キャプテン在任中に日本一を成し遂げていない坂本が反省を込めて、こう語った。「完全に力の差が出てしまったと思うし、一年間通して勝ち切れなかった。11ゲーム差を開いていた力の差を感じました」とシーズンを通じて勝ちきれなかった、王者ヤクルトとの差を痛感したという。その上で来季に向けては「選手個々がワンランク、ツーランク、ランクアップしないと同じ結果になってしまう。選手全員がそういう気持ちをオフにやるしかない」と気合を込めた。逆襲のシーズンへ課題は山積みだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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