井納に続き山口俊までも戦力外 巨人FA戦士のつらい末路
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「行きはよいよい 帰りは怖い」といえば、童謡「通りゃんせ」の一節。これは巨人のFA加入選手にも当てはまるフレーズかもしれません。
巨人は10月25日、山口俊投手と来季の契約を結ばないと発表しました。7日に発表した井納翔一投手の戦力外通告に続き、横浜DeNAで一時代を築いた後、巨人へとFA移籍した剛腕が、このオフともにチームを離れることになります。
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スポーツ紙のデスクは言います。
「二人を同列に論じるのは無理があるかもしれません。山口の場合は2016年オフにFA争奪戦の末、巨人に入団後、1年目の17年には泥酔しての暴行事件を起こし、出場停止処分が課されるなど1勝止まり。しかし翌18年にはノーヒット・ノーランを達成するなど9勝を挙げ、19年には15勝4敗で最多勝に輝き、ベストナインに選ばれるなど見事に汚名返上します。チームをリーグ優勝に導き、そのオフには球団初のポスティング制度を利用してブルージェイズに移籍するわけです」
メジャーではなかなか活躍できず、21年夏に巨人へと復帰。しかしその年2勝、今季はけがの影響もあって1軍登板は1試合のみ。3年前にペナント制覇の立役者となった右腕ですが、今の巨人に居場所はなく、他球団での現役続行を希望しています。
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