井納に続き山口俊までも戦力外 巨人FA戦士のつらい末路
一方、井納は2020年オフ、FAで巨人入団。先発ローテの一角としてのフル稼働を期待されましたが、21年は5試合の登板にとどまり、0勝1敗、防御率14・40。今季も7試合の登板で救援勝利を挙げたものの、1勝止まり。結果的に巨人の水に馴染まなかったと言えるでしょう。
前述のデスクの見立てはこうです。
「かつては『球界の盟主』と呼ばれた巨人も、徐々に『12分の1』になっているとはいえ、やはり注目度はダントツのビッグクラブ。活躍しなければメディアが黙っていない。そんな中で優れたパフォーマンスをできるのはほんの一握りです。この10年で巨人には13人がFA加入していますが、金額に見合った活躍ができたのは丸ぐらいのもので、山口俊はかなり頑張った方。後は正直、厳しいです。生え抜きでコツコツやってきた選手との年俸面でのバランスも狂うため、総合的に考えるとFA補強は、得策ではない気もしますね」
隣の芝はいつだって青く見えるもの。そして今オフ、巨人は新たなFA補強に乗り出すのか。対象選手はジャイアンツの旗の下、しっかりとやれる心身を携えているのか。その動向から目が離せません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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