原巨人 DeNAからベテラン右腕獲得で追い込まれる「選手の名前」
さらに試合後に行われたWBC本戦を意識したタイブレーク練習時、無死二塁の場面で登板した畠は、先頭の西川に左前適時打を許したのを皮切りに四球もからんで3安打4失点の醜態を見せた。
これには原監督も「よみうりランド(ジャイアンツ球場)で実績を残しているピッチャーたちは、何をよみうりランドで練習しているのかと。コーチは何を指導しているのかなというね」と当時、ジャイアンツ球場で調整を行っていた中堅中継ぎ陣に「喝」を入れたのだ。
鍬原は昨年、中継ぎとして自己最多の49試合に登板、3勝2敗、防御率・5・16、13ホールド。同じく畠も中継ぎとして27試合に登板、3勝0敗、防御率・3・14とチームを支えた。一方で鍬原自身、「大事な試合ではよくベンチを外された」と認めるように、首脳陣の信頼を得るためにはもう1段階のレベルアップが必要と感じている。
昨年、共にリーグ連覇したヤクルトとオリックスに共通するのは鉄壁のブルペン陣を誇ること。安定した先発陣とともに後ろを守る中継ぎ陣にもV奪回を目指す今季はさらなる奮起が求められている。
三上加入で刺激が生まれ、チーム内の競争が激化されれば、底上げにもつながる。もくろみ通りといくか。ベテラン右腕の活躍にも期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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