梶谷と田中俊の「収支」はどうなる・・・巨人軍FA人的補償泣き笑い史
巨人へFA移籍する選手の人的補償として、チームを離れた男たちはこれで14人目。巨人が苦渋ながらも「プロテクト外」という選択をしながら、新天地で大きく飛躍した選手の名も見受けられます。
在京スポーツ紙のベテラン記者は語ります。
「2006年に中日・野口茂樹の人的補償で小田幸平を失ったのは大きかった。99年に19勝でセMVPとなった野口ですが、結局巨人ではけがもあって2年間しかプレーせず、計1勝止まり。失った小田は中日の1軍で何度もスタメンマスクをかぶるなど、9年間にわたって貴重な存在であり続けました」
「14年に大竹寛の人的補償で広島に移籍した一岡竜司も才能が開花。剛腕セットアッパーとして巨人の前に立ちはだかり、カープの黄金期を支えました。17年の山口俊の人的補償でDeNAに行った平良拳太郎も先発ローテに欠かせない右腕となっている。逃した魚は常に大きく、古巣に厳しい『恩返し』をするんです」
一岡と平良のトラウマから、ファンの間には『若手をしっかりプロテクトしろ』という世論が高まります。すると、炭谷銀仁朗の人的で西武に内海哲也が、丸佳浩の人的で広島に長野久義が流出する事態に…。
「内海と長野はともにファンからの人気も高かっただけに、ハレーションも大きかった。しかし、移籍先での活躍がそれほどでもないため、今となっては巨人ファンも納得しています(笑)。直近の2件がこの2人だったので、G党の衝撃も強かった分、今回の田中俊太へは『横浜でもガンバってね』と温かい声が注がれています」(前述ベテラン記者)
さて今回の梶谷-田中俊の「取引」、収支決算はどうなるでしょうか。2021年シーズンの見所の一つといえそうです。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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