阿部巨人動いた!開幕直前 第3弾電撃トレードに見える思惑 超ユーティリティの放出を決断させた「即戦力ルーキーの存在」とは

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 内野のユーティリティといえば、現在開幕1軍を目指しまっしぐらのドラフト4位ルーキーの泉口友汰(NTT西日本)の存在が光る。10日の阪神とのオープン戦でも「8番・三塁」として先発出場。マルチ安打をマークしたことに加え、スキのない走塁でもアピールを果たした。ここまでの実戦で内野4ポジションすべてを経験、守備においてもレギュラー陣に遜色ないプレーを見せており、レギュラーもうかがう存在として注目を集める。

 さらに外野でもドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔(日立製作所)がここまでオープン戦打率首位(・444=10日現在)と好調をキープしている。攻守において存在感を示しており、こちらも開幕1軍、レギュラー入りが有力視されている逸材だ。内外野でしっかりとパフォーマンスを示すルーキーたちも出てきたことで、これまで危機管理策の一環として、重宝されてきたユーティリティプレーヤーの放出につながった面もありそうだ。

 一方、巨人では今回第3弾トレードを敢行したことで選手たちもより気持ちを引き締めて臨むことに。指揮官が様々な手腕で選手の力を高めようとする一方で、チーム意図に沿う働きができなければ、今後もトレード含め積極的に動いていく可能性は十分に考えられる。

 V奪回を目指し、「不気味な野球」をキーワードにあげる指揮官が今後もどう動いていくのか。水面下の動きも注目を集めそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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