原巨人 4連敗で3位転落!「ぶち切れ降板」で心配される「昨年の悪夢」とは
巨人は8日のヤクルト戦(東京ドーム)に3―4の逆転負けで4連敗。4月は両リーグ最速の20勝到達と投打がかみあっていたチームもゴールデンウィークは1勝8敗の〝大失速〟となり、3位転落となった。
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悪夢は9回に待っていた。3ー2と1点リードの9回、満を持してルーキー守護神の大勢をマウンドへ送り出すも、一死一、二塁から山崎に直球を捉えられ、逆転の2点適時打を浴びた。大勢にとっては初のセーブ失敗。直球主体のコンビネーションをヤクルト打線に狙い撃ちされた。これには原監督も「今日は少し、まっすぐが単調になったところがあるかもしれない。球種は持っているわけだから」と課題を口にした。
キャプテン・坂本、好調なリードオフマン・吉川を故障で欠く中、厳しい状況であることは変わりない。
一方、チームに気になる「兆候」も出てきた。この日の先発は高橋。昨年11勝とチーム勝ち頭の左腕に連敗ストッパー役は託されたが、初回から制球が定まらない。味方の好守備などもあり、最少失点に抑えていたが、1ー1の同点で迎えた5回。先頭の投手に四球を与え、二死二塁となった場面で2番手の鍬原にスイッチとなった。
この継投を決断したのは原監督自身だったという。同点の場面ながら序盤から制球を乱し、投手への四球などピリッとしない高橋にムチを入れたともいえるが、こんな声も上がる。
「ある意味、原監督らしいともいえるが、結局その後の継投を苦しいものにしてしまっている。苦しいチーム状態のときは我慢も必要。昨年のような状態にならなければいいが」(球界関係者)