原巨人の「大誤算」 最初からつまずいた「FA青写真」

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(C)Getty Images

 「SMBC日本シリーズ2022」は第7戦(神宮)でオリックスが5ー4でヤクルトを下し、激闘に幕を閉じた。

 同時にいよいよスタートするのがFA戦線だ。中でも今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人では大々的な補強に臨むことを明言しており、成り行きが注目されている。

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 一方ですでに水面下では「誤算」も生じているようだ。

 今季中に海外フリーエージェント(FA)権を取得、FA戦線の目玉の一人でもあった阪神西勇輝投手(31)が残留することが濃厚になっている。

 この西勇獲りを画策していたのが、巨人だという。

 今季、西勇は巨人戦4試合に先発し、1完封を含む2勝1敗、防御率0・90と巨人キラーとして無類の強さを発揮した。何度も屈辱を味わわされた相手だが、味方に加われば、こんな頼もしいことはない。「巨人キラーの投手、巨人に強い打者を獲るというのはチームにとっては定石。その意味で西勇が本当に阪神に残留するとしたら痛いでしょうね」(放送関係者)

 西勇は今季もリーグ2位の防御率2・18と抜群の安定感を誇り、プロ人生でも大きな故障がないなど、体の強さも認められている。残留が決定すれば、来季も巨人には難敵が立ちはだかることになりそうだ。

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