原巨人 自力CS消滅で一気に首すじが寒くなってきた「コーチの名前」
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巨人は2日の阪神戦(甲子園)に延長戦の末、2ー2と引き分け。自力でクライマックスシリーズ(CS)に進出する可能性が消滅し、残り20試合、いよいよ「終戦」が近づく中、不穏な空気も漂ってきた。
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先発は戸郷。7回まで無失点と好投を続けたが8回に近本の適時打などで2点を失い降板。打線も2点を追う9回に中島の適時打などで同点に追いつくも最後は決めきれなかった。
一方、チームにとってはこの3連戦、何としても「勝ち星」が求められている。残り20試合、目指すCS進出にも意地を示すことが必須だったが、この日も打線がつながりを欠いた。
自力CSが消滅したことに原辰徳監督は「そういうことはよくあることでね。われわれは最後の最後まで粘り強く戦うということ。1戦1戦、それ以外にありません」と冷静に受け止めたが、「終戦」のときは近づいている。
このままでいくと2年連続のV逸、Bクラスに沈むとなれば、19年からの第3次原政権では初の屈辱となる。オフには粛清の嵐が吹き荒れるとの見方が専らだが、まずその標的になりそうなのはコーチ陣だ。
今季のチームの低迷を招いた原因は数字を見れば明らか。チーム打率・242、チーム防御率3・88、失策74(2日現在)はいずれもリーグワーストとなっている。
「失策は若手を積極的に登用したことで少しは目をつぶる必要はあるかもしれないが、打率、防御率は論外。特に先発、中継ぎともに構築できなかった桑田投手チーフコーチの責任を問う声は多い」(球界関係者)