原巨人 「これでは持たない」OBからも批判集める投壊の「問題点」とは
昨年もチームは6月8日のオリックス戦(京セラ)で球団史上最多となる9投手をつぎ込んだ試合が注目を集めた。
「昨年もマシンガン継投が話題となったが、今季も先発陣の見切りが早くなってきている。どうしても中継ぎ陣の負担は重くなり、勤続疲労が心配されている」(球界関係者)
現在首位を走るヤクルト投手陣でチームトップの登板数は守護神・マクガフの31試合、その後は29試合の大西、木澤、今野が並ぶ。一方の巨人は38試合の鍬原、37試合の今村、35試合の大勢、平内、34試合の高梨と続く(すべて15日現在)。リリーフ陣の負担が数字にはっきりと示されている。
こういった起用に関してはコーチ陣にも厳しい目が向けられている。
「昨年もマシンガン継投をめぐっては原監督を止められなかった宮本チーフ投手コーチの責任が問われました。今年はその役目を担うのが桑田投手チーフコーチになります。このままいくと昨年同様、壊れる選手が続出しかねない。歯止めが求められています」(同)
昨季58試合に登板した左腕・中川は今季ここまでコンディション不良で登板なし。チームトップの59試合に登板した鍵谷も6月に登録となったものの、不振で抹消となった。勤続疲労の影響も見られるため、投手陣には早めのケアの必要性がいわれている。
一時は首位を独走したチームもここにきて貯金を使い果たし、最下位もありうる状況となってきた。この苦境を乗り越えるには投打含めて、今1度整備する必要がありそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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