原巨人 内野手の香月が捕手挑戦 「二毛作」プラン進める「舞台裏」
今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人がV奪回に向け、様々なプランに取り組んでいる。
19日、宮崎で行われている秋季キャンプで注目を集めたのは、打撃で期待されている香月一也内野手(26)の取り組みだった。
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この日、香月はブルペンでプロテクター、キャッチャーミットを身に着け、本格的な捕手練習に取り組んだ。赤星のボールを受け、ワンバウンドを体を張って止めるなど約120球。これが自身プロ入り後、初の捕手としての練習だったという。
香月は「めちゃくちゃ難しい。迷惑をかけないようワンバンを止めるのに必死で覚えていない」とコメント。
この異例の練習は阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(43)の発案だったという。その狙いについて「第3の捕手にはなれると思うよ、緊急のね」と有事の危機管理対策の一環だと明かした。同じく間近で練習を見守った原監督も「(香月が捕手を)できるとなると、16人、17人の野手のベンチ入りが楽になる。適性はある。非常に器用さがある」と高く評価した。
チームでは今オフ、大規模なFA補強を画策した時期もあったが、いかんせん市場に出回る選手も少なく、すでに話題を集めた「3捕手FA」も移籍先が決まっている。
中でも球界きっての「強打の捕手」として知られる西武からFA宣言した森友哉捕手(27)をめぐっては、巨人も獲得に乗り出すと見られていたが、フタを開けてみれば、獲得意思も示さないまま、オリックスへ移籍が決まった。