原巨人 内野手の香月が捕手挑戦 「二毛作」プラン進める「舞台裏」
一方でチームが抱える「正捕手問題」も待ったなしだ。打撃で定評のある大城はリード面で課題が指摘され、第2捕手として信頼を集めるベテランの小林は打撃がネックとなっている。
他から捕手が補強できないとなれば、自前で育てるしかない。チームにはこの2人のほかにも、「27」番を背負った岸田、「第二の慎之助」として期待される、プロ3年目の山瀬慎之助、プロ2年目の喜多もいる。
どの選手も正捕手候補であるが、「捕手3人体制」を敷く中、仮に香月が「3人目の捕手」として機能できれば、チームの選択肢も広がることは間違いない。
一塁を主戦場とし、パンチ力が売りの香月にとってもチャンスとなる。一塁にはゴールデン・グラブにも輝いた中田がレギュラーとして出場しており、ほかのポジションで出場機会が増えるとなれば貪欲にチャレンジしたいところだろう。
今オフはすでに、内野手であった増田陸も外野守備に取り組み、存在感を発揮している。
原監督も「勇人(坂本)、丸を超える選手が出てこないと」と世代交代を進める中、今後も複数ポジション制で選手の潜在能力を引き出し、チーム力の底上げにつなげたい構えだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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