中継ぎ不安続く巨人でささやかれる「原スペシャル」とは
次なる一手を考えている原監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
原辰徳は4日の日本ハム戦(東京ドーム)に3-10と大敗で再び、借金1となった。
新庄ハムに本拠地で暴れまくられた。交流戦初登板初先発となった松井颯は3回に花咲徳栄時代の同期生、野村佑希に6号3ランを浴びるなど3回7安打5失点でKO。
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打線も丸佳浩が初回先頭打者弾を放ち、6回には主砲・岡本和真が13号ソロを放つなど反撃するも、日本ハムの勢いに飲み込まれる形となった。
試合後の原監督は先発した松井に関して「やっぱり、先発ピッチャーというのは勝負を左右するということを、改めて分かってくれるといい」と今後の糧にして欲しいと語った。5月21日の中日戦(東京ドーム)で、セ・リーグ初の育成出身新人初登板、初勝利とチームに新風をもたらした右腕も再調整となりそうだ。
一方、相変わらず不安を露呈したのは中継ぎ陣にもある。
この日は、3日から昇格、4月以来の1軍登板となった3番手の鍬原拓也が4失点。6回からマウンドに上がった右腕はいきなり野村、福田光輝に連続安打を許すと、8番に入っていた相手先発の北山亘基にこの日、2本目となる中前適時打を浴びるなど崩れた。その後もスクイズを決められ、押し出し四球などで3分の2を投げ、5安打4失点といいところなく終わった。8回にも5番手として登板した三上朋也が2死走者なしから加藤豪将、万波中正に2者連続二塁打されて、10点目を失った。