【巨人】交流戦首位を支えるリベンジ組の「逆襲」とは

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 金子侑司をスライダーで空振り三振に取ると、続く古賀悠斗を146キロの直球で三ゴロ併殺打に打ち取った。魂の10球で火消しに成功し、思わず渾身のガッツポーズも飛び出し、ベンチでは安堵の表情を浮かべた。

 「8回の男」で知られた左腕も昨年は腰痛のため、一軍登板なし。勝利の方程式が築けずに苦しむチームに責任感を感じていたという。

 リベンジ組の逆襲が目立ったこの試合で光ったのはオコエ瑠偉のワンプレーにもあった。同点で迎えた10回先頭の吉川尚輝が安打で出塁すると、続くオコエはしっかり送りバントを成功させ、好機をお膳立てした。この日も途中出場、最近は激しい外野手争いもあり、定位置は確保できていない。オフに現役ドラフトで楽天から加入。「野球ができるだけで幸せ」というセリフは野球ファンの胸を打った。献身的なプレーで少しでも活路を見出だそうとしている。

 また「勝負は6月」と開幕前から原監督が公言してきたチームで、いよいよ戦力が整備されつつある。リベンジ組の意地を賭けた戦いにも引き続き、注目が集まりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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