【巨人】緊迫のスタッフミーティング フロントから突きつけられた「命題」とは
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巨人は20日、都内のホテルでスタッフ会議を行った。
3軍までのスタッフが一同に会する、いわば今季の指針表明の場で指揮官の口から出たのは反省の言葉だったという。昨年4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ。投打ともに苦しいシーズンとなったことを受け「昨年の反省から入りました。あんな年はあってはいけないんだ、と。私自身の反省も含めて」と原監督。
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2022シーズン、4月は多くの投手が初勝利を飾るなど明るい材料が多く、開幕ダッシュに成功。しかしその後、主力の坂本を故障で欠くなど、失速すると投打ともに上がり目なく、シーズン終盤まで盛り返すことなく終わった。原監督自ら「大惨敗」と認めるように、投打ともに反省材料ばかりが目立ったシーズンとなった。
これにはフロントも厳しい目を向けている。会議に出席した山口オーナーは「私からは今年のジャイアンツは優勝が必達目標だ、勝つことに徹してほしいと言った」と語った。あえて「必達」と強めのトーンでV奪回を促したのだ。
実際に3年連続で優勝を逃すことがあれば、今度こそ指揮官の責任問題となることは間違いない。この点に関してはこんな声もある。
「今年は3年契約の2年目。ただ監督の契約年数というのはあってないようなもの。特に常勝軍団である巨人において、3年連続でV逸するということは許されない。今オフはFAで選手を獲れなかったが、外国人選手においては大規模な補強も行った。フロントからすれば、戦力は整えた、あとは現場に任せたというところでしょう」(球界関係者)