阿部巨人はなぜ広島に3連敗したのか 識者から指摘されたヘルナンデスの守備難以外に響いた5回の"2つ目のミス"とは

ヘルナンデスは5回のエラー後、落ち込む様子も見せた(C)産経新聞社
巨人は13日の広島戦(マツダ)に3-5と敗れ、今季2度目の同一カード3連敗。借金1で5位に転落した。
ミスミス敗れた。先発は左腕、石川達也。初回から失点するものの、その後は粘り強く投げ、自身でも安打を放つなど、打線の援護を待った。
【関連記事】阿部慎之助監督が決断した門脇のスタメン落ち 泉口友汰の“一発”回答は打線活性化の特効薬になるか
しかし1-1で迎えた5回二死二塁の場面。小園海斗の中前打をエリエ・ヘルナンデスが猛チャージをかけながら後逸。ボールが転々とする間に打った小園も本塁生還とランニングホームランのような形となってしまい、この回2点を失った。
ヘルナンデスにとっては悔いの残るプレーとなったが、識者からはその後の"プレーのまずさ"も指摘された。
14日の試合、NHKで放送された中継解説を務めた、広島3連覇時代の監督でもある緒方孝市氏(野球評論家)は5回の場面に関して「1つのエラーがあるにせよ、ライトもレフトもカバーにいっていない」ことを問題視。右翼を守る若林楽人、左翼を守る長野久義がカバーに入っておらず、バックアップしていなかったことも傷口を拡げたとした。
ボールが転々としている間に小園が本塁生還、結果としてこの3点目が決勝点ともなった。
「カバーできるべきことはカバーしないと」と緒方氏は細かいミスも失点につながったと見る。