原巨人 「こいつが出てくるの?」若手がこぞって「外野シフト」に走る理由
ほかにもこの日、契約更改に臨んだルーキーの岡田も「チーム内で(外野手争いに関して)バチバチの戦いができると思うので、絶対負けない、俺が(レギュラーを)取ってやるという気持ちを前面に出してやっていきます」と宣言。
ギラギラした視線で外野のレギュラー奪取を狙う選手が続出している背景にはこんな声もある。
「すでに丸を右翼へコンバートするプランを監督が明かしています。そうなれば、中堅、左翼が空いている。外野に関しては期待していた選手が伸び悩んでいる中、レギュラーを目指す中堅、若手にとっては最大のチャンスといえる」(球界関係者)
今季、主に外野を守ったのは丸、ポランコ、ウォーカーの3人。ポランコはすでにチームを去り、ウォーカーも守備難の課題がある。
ほかにも外野には移籍2年目となったFA砲の梶谷もいるが、今年5月に左ヒザ内側半月板縫合手術を行い、今季は一軍出場なし。昨年10月には腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けるなど満身創痍の状態となっている。「リハビリ組」として、異例の育成契約で再出発することが決まっている。また今季レギュラー獲りに臨んだ松原も不振に悩み、与えられた1桁の背番号「9」はわずか1年ではく奪。来季から「59」に変更となることも決まっている。
世代交代が急務となっている今、若手、中堅が目の色を変えてレギュラー獲りを目指すことがチーム力の底上げにもつながることは間違いない。来季はいよいよ大胆な「地殻変動」が生まれるか。注目のシーズンとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「このまま日本ハムにいたら・・・」ロッテの金子誠戦略コーチが語る「日本ハムを離れた理由」
【関連記事】巨人 若手投手陣が「脱・桑田コーチ」を打ち出す理由
【関連記事】原巨人「外野ならいけるんじゃないか」 若手がターゲットに狙う「選手の名前」