SB人的補償問題 ハレーションおさまらない背景に見誤ったファン心理
本来、プロテクトリストに記された名前は当該2球団の関係者が「墓場まで持っていく」極秘事項であるはず。それが各メディアにポロポロ出るようでは、交渉の前提となる信頼関係が崩れてしまっていると言っても過言ではないでしょう。
「報道されているように、西武が和田投手を指名後にソフトバンクサイドから再考の願いが出され、プロテクトされていた甲斐野投手が移籍した-ということになれば、制度そのものが崩壊したことになる。ファンあってのプロ野球であるべきなのに、ファンが何を信じたらいいのか疑心暗鬼になるのも致し方ないところです。NPBと選手会はしっかり調査した上で、再発防止策を講じなくては、ファンの不信感が募ったまま開幕を迎えることになるのではないでしょうか」(前述のデスク)
もう二度と「被害者」が出ないような議論が望まれます。それでも今季の「ソフトバンク対西武」が俄然注目のカードとなったのは、間違いなさそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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