SBホットコーナー争い 藤本監督が求める「あの貢献ポイント」とは
V奪回を目指すソフトバンクで三塁の定位置争いが激化している。
巨人とのオープン戦2連戦では8日の試合で先制弾を含む5打点をあげた井上が9日の試合でもマルチ安打をマークし、オープン戦打率4割にのせてきた。
ベテランも負けてはいない。9日の試合に「6番・一塁」で先発出場した松田も第1打席で右前打を放つと、第3打席でも右翼への二塁打をマークとマルチ安打とした。さらに大型野手として注目を集めるリチャードも8回に巨人ルーキー・大勢の直球を捉えて、中前適時打とするなど、ホットコーナーをめぐってアピール合戦となっている。
この状況に藤本監督も「みんな打ちだした。こっちを悩ませてくれたらありがたい」とうれしい悲鳴を上げたほど。
ぐんぐんと注目度が急上昇しているのは高卒2年目の井上朋也内野手(19)だ。若手アピールの「最終テスト」と位置づけた8日の巨人戦で先制2ランを含む2安打5打点と大暴れ。ここまで三塁手争いは松田、リチャードの一騎打ちと見られていたが、ダークホースまで巻き込み、勝負の行方は混沌としてきた。
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