巨人に暗雲 坂本勇人離脱 数字に表れない強烈な存在感の「正体」
最近はサヨナラ弾を放つなど調子を上げていた坂本(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
追撃ムードに暗雲が垂れ込めました。
交流戦を11勝7敗の3位で終えた巨人です。「暗雲」とはもちろん、坂本勇人選手の戦線離脱。6月23日、マツダスタジアムでの広島戦にスタメン出場し、初回にいきなり内野安打をマークしましたが、一塁へ走った際に右足に異変を訴え、途中交代する事態に。
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24日には出場選手登録を抹消され、27日には「右大腿二頭筋長頭肉離れ2度」との公式発表。28日からはジャイアンツ球場でのリハビリがスタートしました。
スポーツ紙のデスクが解説します。
「坂本選手は4月まで打率.186と不振に陥り、それに伴うかのようにチームも開幕ダッシュに失敗。『限界説』も出るなど厳しいスタートになりました。しかし5月の月間打率は.287、6月は.338と日を追うごとに本領発揮。中でも6月は『得点圏打率5割』という異次元の勝負強さを見せていただけに、離脱は痛手と言えます」
そして、こう続けるのです。
「坂本選手の凄さは数字だけで量れるものではない。彼がショートにいる、打線の中にいる安心感はチームにとって本当に大きいんです。確かに中山礼都、門脇誠ら若手の内野手も頑張っているし、今回の離脱で発奮していることでしょう。それでもチームを勝利に導ける巨人のショートストップは、やっぱり坂本勇人。代わりはなかなか務まるものではありません」