「いいときの感覚を追い求めすぎている」巨人・坂本勇人の現在地 注目のサード争い 球界OBに明かしていた"違和感"とは
坂本といえば、球界を代表する遊撃手として活躍、特に内角打ちを得意として、プロ通算300本塁打まであと「5」、通算2500安打も視野に入れるなど、球界を代表するスラッガーとして長く活躍してきた。
実際に高木氏も今春のキャンプで坂本と言葉を交わしたとして、そのときに坂本本人が「(打撃の)力強さが戻らないんですよ」「当たっても、スカっとするような」と、違和感を口にしていたという。
若手から年を重ね、ベテランとなっていったときのパフォーマンスに関しては阿部慎之助監督にも話を聞いたとして、同氏は基本のセンター返しを意識していたと話したという。
その上で坂本に関しては「高レベルで悩んでいる」「老いに対して抗っている」としながら、今後の浮上の方法についても言及。試合出場については「一番いいのは決めごととして、移動ゲームは使わない、週に1回は休みを入れる」など起用に一定のルールを設けることも一案とした。
現状では「ピッチャーによって(起用も変化する)となれば、ピッチャーによってのプレッシャーもあるだろうし、左は打たないといけないとか」と違った意味でのプレッシャーも予想されるとした。
浮上のためには、センター返しなども意識しつつ、今の自身に合った打撃スタイルを模索していくことが大事とした。打撃はふるわないが、守備力の高さは認められている。高木氏は「まだレギュラーは坂本勇人なんだよ」「まだまだ俺は使えると思う」と背中を押すことも忘れなかった。三塁を争う中山の成長は認めつつも、高い壁であり続けることを求めていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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