日本ハム 栗山プロフェッサー就任で「脱中田化」進むか? 漂う「モヤモヤ感」の正体とは
日本ハムは20日、前監督の栗山英樹氏が2022年シーズンからプロフェッサーという新しい役職に就任することを発表した。球団公式HPによると同ポストは2023年に「北海道ボールパーク F ビレッジ」の開業を控え、『世界がまだ見ぬボールパーク』でプレーするにふさわしい選手づくり、チームづくりを推進していくために新設されたポストとなる。
またこのプロフェッサーという役職には選手教育の改革に着手するという意味が含まれるという。「現役生活や監督としてチームを率いたプロ野球での経験、さらにはスポーツキャスター、大学教授として培った豊かな知見と類まれなキャリアに基づいて選手教育の指揮を執ります」と同HPではつづっている。今後はプロフェッサー=教授として、選手を対象に定期的に講義を行うことで野球人としての人格形成をつかさどる役割を担うことになる。
しかし早速、この異例の人事にはネット上からこんな『物言い』がついている。
「一部選手の素行の悪さは放任主義だった栗山さんにも責任はあるはず。その時の監督が人間教育は違う気がする」
今季球界を大きくゆるがしたのは、8月に起きた当時日本ハムに在籍した中田翔内野手が同僚に対して起こした暴行事件だった。それまでも中田の素行の問題はたびたび指摘されながらも結局はチームの主力選手に成長した中田に対して、そこまで栗山監督は口をはさまなかったとされる。