好調ロッテの心配の種は「沢村劇場」? 球界OBが指摘する「課題」とは
6-2と4点差をつけた9回にマウンドに上がった沢村は二死まで追い込むも、3連続四球を与えるなど制球を乱し、二死満塁のピンチを招く。迎えたバッターは栗原陵矢。長打力も兼ね備えるバッター相手に一打同点の場面とあって緊張が走ったが、セカンドへの強烈な打球を中村奨が見事ダイビングキャッチでおさめ、試合終了となった。
巨人のドラフト1位ピッチャーでもあり、メジャーリーグ、レッドソックスにも在籍した沢村といえば、球威ある荒れ球が持ち味ともいえる。ときに安定感を欠く投球もあるため、現在、益田直也と共に日替わりで守護神を務める起用に関して、「今後不安な材料にはなっていく」と高木氏は話した。
一方、日替わり守護神に関しては投手出身の監督だけに「1人に負担をおわせるのではなく、2人で共有しようとしているのかな」と精神的負担も考えての起用かもしれないとした。
3年ぶりの日本球界復帰となる入団会見ではチーム、指揮官への信頼を熱く語り、ロッテファンを喜ばせた。今後も9回はハラハラ、ドキドキの「沢村劇場」が続くのか。帰ってきた剛腕の投球内容に今後も注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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