元ヤクルト田中浩康さん、引退後の新生活は早大大学院生&野球部コーチ「危険がいっぱいの電車通学で…」

タグ: , 2019/6/5

言葉で伝え、背中で見せることの大切さを改めて感じる

田中大貴「学生と接する中での気づき、気を付けていることは?」

田中浩康「たくさん言いすぎてもダメだと言う事ですね。現役時代、大貴さんをはじめ、言葉のプロとお会いすることも多かったのでイメージはしやすいのですが、伝えたいことは短くまとめて、凝縮して話すように心がけています」

「あとは、学生に伝えたい事、勧めたい事は、自分がやっている姿を見せるようにしています。例えば体幹(コア)トレーニング。僕がやっていると学生たちが『これ何の意味があるんですか?』って聞いてくるんです。その時に、説明できるように準備しています。
 学生は忙しくて時間がないので、効率よく、短い時間でもできるトレーニングを伝えていけたらと思っています。」

田中大貴「学業との両立はどうですか?僕たちが学生だった時は、学業・授業優先で、野球部の練習カリキュラムを組んだりしていましたが」

田中浩康「学生の本分は学業。僕たちの時よりも、厳しくなっていると思います。授業中心、いつ練習ができるかを考えていますね。4年生は就職活動もあるので大変、さらに、教職課程を取っている学生はもっと大変ですよね。実は僕も教職課程を履修していました。色々と変わっているので、1、2単位追加で取らないといけないはずですけど」

田中大貴「将来は、学校の先生になるという可能性も?」

田中浩康「どうでしょうね…。まだ先のことは何も考えられていません。学んでいることを活かせればと思っています。
今は、しっかりとスポーツマネジメントを勉強して、修士論文を書き上げることですね(笑)。そして、学生たちに、少しでも響くアドバイスができれば良いなと思っています。」

次回は、早稲田大学野球部コーチとしての想いを配信予定です。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

田中 大貴 (たなか・だいき)

1980年4月28日、兵庫県小野市生まれの38歳。小野高では2年から4番で打線の主軸を担った。巨人・高橋由伸監督にあこがれてか慶應義塾大学 へ。4年春に3本塁打でタイトルを獲得。フジテレビ入社後は主に報道・情報番組とスポーツを担当。「とくダネ!」「すぽると!」ではバンクーバー五輪、第2回WBC、北京五輪野球アジア予選、リオ五輪キャスターなど様々なスポーツイベントを現地からリポートした。

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