史上最強のカットマン・橋本帆乃香がチャイナスマッシュで見せた「常識外れ」の試合
橋本は3回戦で世界ランキング5位の王芸迪(中国)と対戦して敗れた。橋本は王に対して2連勝中で、それ自体が大変なことだが、王はかつてないほど慎重なプレーと確実な攻撃で橋本を下した。勝った瞬間、王は頭上に両手を高々と挙げて笑顔で喜びを表した。中国選手が日本選手に勝ってこれほどの喜びを表すことは極めて珍しい。それほどまでに橋本は中国の脅威となっているのである。
日々進化を続けている現代卓球におけるこの活躍は、橋本が絶対実力において女子卓球史上、最強のカットマンとなったことを意味する。その快進撃から当分は目が離せそうにない。
[文:卓球コラムニスト・伊藤条太]
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