ボクシング元3階級王者の長谷川穂積が引退後もチャレンジし続ける原動力とは?
元世界王者がどうしても勝てない相手が・・・
ボクサーと言えば、トップクラスになると多額のファイトマネーを手にすることも多くなるが、元世界王者である長谷川の金銭感覚はどのようなものなのだろうか。
「昔、時計屋さんで、時給800円のアルバイトをしていたんです。でもね、1年働いたら時給が900円になったんです。これが嬉しいんですよ。自分でいうのもなんですけど、価値観をまだ持っているんで。これを忘れたらあかんなと思いますね。」
と、意外にも金銭感覚は保っているという長谷川。
だが、そんな長谷川より、昔の感覚を忘れてしまった人物がいるという。
「忘れた人が1人おるんですよ・・・。
うちの嫁なんですよね(笑)時計屋さんでアルバイトしていた時は、既に結婚していたんですが、俺は覚えてるのに、あいつだけ忘れよるんです。」
そんな奥様について、最近こんなエピソードがあったという。
「嫁が8月末誕生日だったんです。
いつも誕生日は何かしているんですけど、今年は誕生日になった瞬間、12時にサプライズでケーキを用意して、部屋真っ暗にして子供と持って行ったんです。そうしたら、部屋真っ暗にしたことにブチギレて、『人がテレビみている時に、何電気消してるんや!』って。そしたら、そんだけ怒ってたのに、ケーキ見た瞬間に泣き出していました。」
見事にサプライズ成功かと思われた長谷川だったが、その後奥様からこんな要望があったらしく・・・
「その日の夜は超高級レストラン予約して、41本の薔薇も用意したんですよ。
ところが家に帰ってきたら、『あれ?形に残ってるものないな。』って。
本当価値観おかしくなっていましたよ(笑)
そんで、プレゼント何が欲しい?って聞いたんですが、カバンとかネックレスとかならわかるんですが、まず脱毛代っていうんです。男として誕生日プレゼントに脱毛代なんかあげたくないじゃないですか。そしたら今度はIHクッキングって言われて。誕生日プレゼントに家電もなんか違うじゃないですか。なので結局まだ買っていないんですよね。」
これには番組パーソナリティの田中も
「こんだけストレート物凄いの持っている人がいるのに、勝てへん人がいるなんてね」
とツッコミを入れた。
失敗してもチャレンジしたい
話は、現役時代の減量の話題へ。
「体重は今もあまり変わっていませんね。朝は8キロくらい走って、夜も練習してるので。
引退してからもボクサーというのは変わらないので、運動はしておきたいと思っています。今はお酒も飲むし好きなものも食べるのでちょっとは増えましたね。
減量に関しては、減量中は大変でしたが、それも仕事なので、全然頑張れました。
減量中に自転車乗って走っている最中に、カゴからネギはみ出しながら自転車漕いでいる主婦の方をみると、食べたくなっちゃいましたね(笑)
普段だったら、ネギをみても何も思わないのに、減量中だと思うんですよね。
僕、基本的に家でご飯食べなくて、減量中しか嫁のご飯を食べなかったんです。
なので引退してから約4年間、1回も嫁のご飯食べていないんですよね。
家で食べたとしても、自分で作ります。
子供の分は作るけど僕の分はないんで、自分のは自分で作ります。
特に気を遣わずに、あるもので適当に作ります。」
元々は大食いだという長谷川だが、元世界王者らしいストイックさで減量に励んでいたという。
そんな長谷川だが、引退後の現在、様々なチャレンジをおこなっているという。
「僕元々は大食いなんですよ。今自分でタイ料理屋をやっているんですが、この間YouTubeで、チャーハン10人前を食べるっていう企画やりました。いけると思ったんですが、3人前しか食べれませんでした(笑)
でも引退した今でも、そうやって色々チャレンジしています。
そういう意味で、今バンドや舞台俳優もやらせてもらっていて、チャレンジはずっとしていきたいと思っています。」
世界王者になり、有終の美を飾り、引退した長谷川。
引退後もなおチャレンジし続ける原動力について、こう語る。
「前に澤(穂希)さんが
『スポーツは満足してやめることはできない。でも納得してやめることはできる』
って言っていたんですよ。でも僕は正直、満足も納得も得てやめることができたんで、あとは人生楽しもうというのが今後の目標ですね。
なので、好きなことはどんどんチャレンジして行こうって。
ボクシングで最後世界チャンピオンになってそのままやめることができたんで、これからはチャレンジして失敗しても良いかなって思います。」
引退後もあらゆる分野でチャレンジをし続ける元世界王者の今後の「快進撃」に期待したい。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
[文/構成:ココカラネクスト編集部]