「とても愚かだ!」イチローに集まらなかった“疑惑の1票”に波紋続く 米記者は投票体制に怒り「責任を持つべきだ」
ただ、依然として偉業の価値に関して論争は続いている。米スポーツ専門局『ESPN』の元記者であるリッチ・アイゼン氏は、自身のポッドキャスト番組『Rich Eisen Show』内で、「私は投票をしなかった記者の考えが理解できない。とても愚かなことだ」と厳しく糾弾した。
「もし、投票内容を公開しないというのならそれでも構わない。なんならそれで済むと思っているのでしょう。しかし、殿堂入りの投票資格を持つコミュニティは、その記者を突き止めて、投票権を取り消すべきだ。最大10人の複数投票も可能なのにそれを放棄するなんてありえない。何か彼(イチロー氏)に恨みを抱えているのか。記者たちは自分たちの責任を持つべきだ」
一方でアイゼン氏は、デレク・ジーター氏やケン・グリフィーJr.氏など往年のレジェンドたちも満票選出でなかった事実にも触れ、「これはプロセスの一つなのだろう」と指摘。「それは的確な考えではある。そしてイチローの対応は紳士的だった。しかし、今回の投票は本当に馬鹿げている」と断じた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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