「引退はいつになるのか?」米記者の質問にイチローは?
東京ドームでの開幕シリーズに臨むマリナーズが15日、来日した。20、21日にアスレチックスとの2連戦に臨む。
・合わせて読みたい→
「イップス」になりやすい人とは?イチローも経験、克服に掛かった時間は?(https://cocokara-next.com/stress/person-to-become-the-yips/)
開幕2戦目となる21日に先発する菊池雄星投手ももちろんだが、何よりも注目の的はイチロー外野手。メジャー19年目を迎える45歳。一方でこのオープン戦は18打席連続ノーヒットで終え、打率は・080という低空飛行。辛辣な米メディアは「引退興行」と決めつけている。
16日に行われた記者会見では、米国人記者から「引退はいつになるのか?」というド直球の質問まで飛んだ。これにはイチローも「いつ分かるんですかね、そんなこと。それは僕にも分からない」と交わすしかなかった。
マリナーズの日本での開幕戦は2012年以来7年ぶり2度目となる。イチローは「結果はキャンプで出せなかったが、大好きな日本でプレーするということで、気持ちも変わる」とホームアドバンテージに言及した。そう7年前こそイチローがキャリア最高の開幕を切ったシーズンだった。
2012年3月28日、同じアスレチックスと東京ドームで相まみえた。3番右翼で出場し、初回に遊撃内野安打で出塁すると、3打席連続安打。延長11回に1点を勝ち越し、なお1死二塁で迎えた5打席目は中前へタイムリーを放ち、白星発進へと導いた。
開幕戦の4安打は、2002年の3安打を上回る自己最多。打点も前年2012年に続く2度目で、過去10度(2009年のみ胃潰瘍でDL入りし出場せず)の開幕戦を上回る輝き。2011年にはシーズン200安打が途切れ、復活を期した1年を最高の形でスタートさせた。