「謙虚さが必要」日ハム、西武のワケありトレードに球界OBから「喝」が入れられる理由
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オフシーズンに入ってもプロ野球界は話題が尽きない。
2022年の全日程終了直後の今月2日に発表された、西武・山田遥楓と日本ハム・佐藤龍世の1対1の交換トレードは、その当事者2人が「曰くつき」の選手同士として、注目を集めている。
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山田は今年9月、自身の妻と、チームメートである源田壮亮夫妻との間でSNSを通してのトラブルが発覚、週刊誌上を賑わす騒動となった。決して、山田自身が問題を起こしたわけではないものの、チーム内での同僚との「距離感」が複雑なものとなっていたと言われている。
そして、かつての古巣への「出戻り」という形となる佐藤は西武在籍だった2020年、新型コロナウイルスが国内に蔓延し始めた当時、チーム全体に外出禁止令が出されていたもののこれを破りゴルフに出かけ、さらにその際にスピード違反をしていたことなども判明。対外試合やユニフォーム着用禁止など球団から重い処罰を受けた経歴がある。
また、佐藤は先月のフェニックスリーグで怠慢プレーをみせていたことで、視察に訪れていた新庄監督が激怒。「あのプレーでは一軍には上がれない」と不快感を露わにしている。指揮官の逆鱗に触れたことが放出へと繋がったとの意見も根強く囁かれており、再び西武のユニフォームを着ることとなった。
当然、この両者による交換トレードは、両球団の戦力面以外の思惑も見え隠れしているとみる球界OBの意見も聞かれている。
「お互い内野手であり、お互いが『元気印』なんだよ。だから替える必要あったの?という気もするけども」
そう首を傾げたのは、現役時、大洋で中心選手として活躍し、日本ハムでもプレーした高木豊氏だ。自身のYouTubeチャンネル『TAKAGI YUTAKA BASEBALL CHANNEL』で、両選手への思いの丈を語っており、11月4日配信の「【トレード】『山田よ!是非とも伝えたい、、、』日本ハム佐藤龍世選手と西武ライオンズの山田遥楓選手のトレードが成立について思うことを語ります!」では、今回のトレードの経緯や、両選手の背景を説明している。