「一度も質問を受けていない」大谷翔平の”独白会見”後の対応に米識者が不満を吐露「もしヤンキースにいたなら」
水原氏の違法賭博スキャンダルは、米連邦捜査局の発表でさらなる真実が明らかになった(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平の元通訳・水原一平氏による、違法賭博疑惑が発覚しおよそ3週間が経過した。関係各機関による捜査が進められ、さまざまな動きが伝えられている中、長く時間を共有してきたパートナーに裏切られる形となった大谷翔平は、グラウンドでの「任務」に日々、専念している。
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事件発覚後、米国での初戦の直前、公の場でこの一件に関しての説明や心境などを声明文として発表。水原氏の行いへの想いや、自身は一切、関与していないことなども強調した。
だがその後、国内外メディアやSNS上において、事件についての憶測が囁かれ続けていることも事実だ。また、先月の「一方通行」での会見以降、特にトラブルについて声を発することのないことなどから、大谷の真意に触れることができない現状について、物足りなさを訴える声も少なくないようだ。
スポーツメディア『EssentiallySports』では4月10日、「マイケル・ケイ・ショー」内での、違法賭博疑惑について語った、識者の議論の様子を紹介している。
その中では、出演者の2人、番組司会者のマイケル・ケイ氏、レンジャーズのスタジアムアナウンサーを務めるドン・ラ・グレカ氏について、両者が「この状況に目に見えて苛立っていた」と振り返っており、それぞれのコメントを掲載。
ケイ氏からは、「私にとって一番信じられないのは、ファンがこのことを気にしていないことだ。オオタニは、一度もこの件について質問を受けたことがない!どんなプロスポーツでも、用意された声明以外の言葉を発せず、沈黙を守ることが許される選手が他にいるだろうか?」と語気を強めたという。