大谷翔平と水原氏、最後の時間は卑劣な「偽装」依頼と、断固とした拒否だった

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 一連の報道で、当初大谷の口座から水原氏が違法送金していた金額は450万ドル(約6億8000万円)以上と報じられていた。ところが米連邦地検によると、実際には1600万ドル(約24億5000万円)以上が違法送金されていたという。『New York Times』紙が報じた2人の最後の面会で、水原氏が不正送金の額としていくらと大谷に伝えていたのかは明らかになっていない。とはいえ、6億8000万円でも、24億5000万円でも、相当なショックを受ける裏切り行為だったには違いない。その上で「偽装」までお願いされ、離別は決定的になった。

 水原氏が連邦地裁に出廷した12日(日本時間13日)、大谷は松井秀喜氏に並ぶ日本人選手歴代最多のメジャー通算175号アーチをかっ飛ばした。同時に『New York Times』紙の取材に対し「捜査に感謝している。個人的には一区切りとし、野球に集中したい」と語った。事件が報じられてから、まだ1か月足らず。激動の時を過ごしながらも、その打棒はこれまで以上の鋭さをみせている。今後も続報の類は続くだろうが、グラウンド上でのプレーだけに専念し、頂点を目指していく。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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