水原氏に迫る“必然の永久追放”の可能性 米記者は大谷翔平が「犯した罪」を指摘「友人が悪趣味で、金銭感覚が甘かった」

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水原氏の犯した裏切りに対するハレーションは日々広まっている。(C)Getty Images

 現地4月12日、大谷翔平の銀行口座に不正アクセスし、1600万ドル(約24億5000万円)以上を搾取したとして銀行詐欺容疑で訴追された元通訳の水原一平氏は、米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。2万5000ドル(約383万円)の保釈金を支払って保釈が認められた。

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 水原氏は球界で唯一無二と言われた二刀流の軌跡を間近で支えてきた。名通訳として認知された彼の献身的さは他でもない大谷が認めるところであった。メジャーリーグで初のMVPを獲得した21年11月に開かれた会見では「一番お世話になったのはやっぱり一平さん」と恩を口にしたほどだ。

 だからこそ、歴史的な活躍の裏で実行されていた総額負債額1億8290万ドル(約279億8370万円)にまで膨らんだ違法賭博、そして「盟友」であった大谷との信頼関係を利用する“裏切り行為”には衝撃が広まり続けている。

 すでに司法当局からは厳しい処罰が下されている。保釈に際して水原氏は、あらゆる賭博の禁止はもちろん、大谷との接触禁止、ギャンブル依存症の更生プログラムへの参加、パスポートの返納、カリフォルニア州の中心部から外に出ることを禁じられた。

 罪状認否は現地時間5月9日に実施予定となっている。今後の裁判の行方次第だが、仮に有罪となれば最高で禁錮30年が科される可能性がある。現役のスーパースターの側近だった人間が、ここまでの重罰を加えられれば、まさに異例の判決となる。

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